メリークリスマスミスターローレンス

ミーハーなんで見ました。ほんとは菊次郎の夏見たかったのにどの配信サイトにもないらしい。なんで?

 

音楽だけが有り得ないくらい突出して有名だからなんか良い感じに感じました。そんなもんですよね?考察とかじゃなくてもっと一般的に多くの方はそう感じると思うんですよね正直な話。

 

キリスト教ってずるいですよね、物語にキリスト教が入ると途端に「生か死か」「罪」「神」みたいなデカくてわかりやすい要素を配置できるじゃないですか、扱いやすいですよね。

 

あと戦争、この映画の解説wikiで2秒くらい眺めたけど「戦争という極限下での人間の心の営み」みたいなこと書いてあって(書いてたよね?書いてなかったらすんません)、まぁそうなのかなって、そりゃそうですよね。ドラマチックですもん、人の命がすぐ散っちゃうわ~みたいな世界観出しとけばいいですもんね。

 

いや嫌味じゃ無くてホントにドラマみたいなのってそういう生きるか死ぬかみたい状況に生まれるんでしょうね。例えば僕はザコいので青少年がロボット乗って死ぬ奴とかすぐウルっとしちゃうんです。

 

未来のある若い命が散ったり、それこそその時点で未来にあったであろう恋や愛を知ら(れ)ずに死んだり…みたいな。結局のっぴきならない状態によってそのような事態に追い込まれた結果の「実らなかった、叶わなかったもの」への望郷?回顧?みたいなのに弱いんでしょうか。

青春マゾも同じルーツなんじゃないの?とか思いますね。青春マゾは戦争みたいなのっぴきならない状態故というよりかは本人の諦めとか内的要因が主ですけれども。。。でもそれも戦争を知らない僕とかの世代の性なのでしょうか。

 

一昔前は戦争があってそれが時代と呼ばれるものの一部を確かに構成していましたよね。いわゆるその世代の人々は「戦争を知っている世代」とか「とにかく辛い環境で生きてきた人々」のようにわかりやすい外的要因のレッテルを貼られることができたわけですよね。

 

でも僕たちみたいに終戦後、しかも経済成長とか終わったなんとも分かりやすいランドマークの無い時代に生まれたもんですから、どうしても内的世界に頼らないとドラマチックになる「理由」が無いんでしょうね。あの元エロゲの監督さんも仰って?いましたよね、内的世界がどうこう。そんな感じがしてます。こういうのちゃんとわかりやす~く説明してくれてるサイトとか本とかありますか?あったら是非教えてください。

 

映画の話に戻りますけど、よく分かんなかったけどキレイだな~みたいな感じはありますよねもちろん劇伴音楽のせいが120%くらいありますけど、それでも生き死に直接関わるテーマでしたから、感情移入はしやすいですよね。

なんかこういうガチの見るとやっぱりファンタジーにもエンターテイメントにも張り切ってない、いわゆるゆるいセカイ系で映像と音楽ゴリ押しのアニメーション映画ってって、、、う~んと思ってしまいますね。雰囲気だけになるのって危うくないですか?